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新潟青陵大学 本間優子研究室

研究紹介

研究の方向性

発達心理学・教育心理学の知見をもとに、子どもや青少年が他者の気持ちや立場を理解し、思いやり・道徳性・社会性を育んでいく過程を研究しています。
さらに、その知見を保育・教育・特別支援教育の実践、教材開発、社会実装へとつなげることを目指しています。

研究を通した社会への貢献

研究成果を保育・学校・特別支援教育の現場に生かすとともに、ICT教材や教育プログラムの開発・実践を通して、子どもたちの育ちを支える環境・社会づくりに貢献することを目指しています。
国内で蓄積してきた実践研究を基盤に、今後は産官連携や、国際的な研究交流・共同研究へと発展させていきたいと考えています。

研究の進め方

—研究が社会につながる流れ―

基礎研究

幼児・児童の役割取得能力をはじめとする社会性発達について、実験や調査、縦断研究を通じて検討しています。

STEP 1

教材・プログラム開発

基礎研究で得られた知見を活かし、デジタル絵本アプリ「こころえほん」シリーズをはじめとした、子どもの思いやりや他者理解を育てる教材・プログラムを開発・実践しています。

STEP 2

実践研究

開発した教材や教育プログラムを、保育・学校・矯正教育等の現場と連携して実践し、子どもや若者の育ちを支える効果を検証しています。

STEP3

主な研究テーマ

各テーマの詳細や研究成果などは、「詳細を見る」ボタンからご確認いただけます

幼児・児童の役割取得能力・他者感情理解の発達の解明

児童の学校適応と適応プログラムの開発と評価

ICT教材の開発と特別支援教育への展開

青年期の道徳性・社会的包摂に関する研究

研究詳細

幼児・児童の役割取得能力・他者感情理解の発達

基礎研究では、主に幼児・児童を対象として、役割取得能力や他者感情理解の発達、学校適応との関連を検討してきました。
近年では、こども園においてデジタル絵本を用いた役割取得能力トレーニングを実施し、幼児が物語の登場人物の気持ちや立場をどのように理解していくのかを検討しています。

道徳教科化に先駆けた効果的な教育プログラムの開発-役割取得能力による検討‐
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 2014年4月ー2016年3月

道徳教科化に向けた役割取得能力の発達に応じた道徳授業の実践‐学校適応による検討‐
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)   2016年4月ー2018年3月

児童期における役割取得能力と学校適応の関係
日本学術振興会:研究成果公開促進費<学術図書> 2020年2月

児童期における役割取得能力の発達段階の推移と学校適応の関係
-予防教育に向けた縦断的検討-

学校適応・保護者支援に関する研究

小学校における児童の学校適応を支える心理的要因について検討しています。
特に、児童自身の学校適応に加え、教師や保護者が子どもの適応をどのように捉えるのか、また保護者の学校に対する信頼感や学校・家庭の関係が、子どもの学校生活にどのように関わるのかに注目しています。
子どもたちが安心して学校生活を送るために必要な心理的要因や、学校と家庭をつなぐ支援のあり方について検討しています。

児童期における学校適応に影響する要因の検討

教師による児童の学校適応評価に関する研究
保護者による児童の学校適応評価に関する研究

保護者の学校に対する信頼感に関する研究

「こころえほん」シリーズの開発と特別支援教育への展開

役割取得能力トレーニングアプリ「こころえほん」シリーズの開発や、ワークシート・マニュアルの公開を通して、子どもの思いやりや他者理解を育む教材・プログラムの開発に取り組んでいます。
また、軽度知的障害、ASD、ADHDのある児童を対象に、ICTを活用した社会性発達支援や自立活動プログラムの開発・実践を進めてきました。現在は、聴覚障害や視覚障害のある子どもにも利用しやすいデジタル教材のあり方を検討し、アクセシビリティや汎用可能性の観点から研究を進めています。

特許取得:特許番号6813196
キッズデザイン賞受賞
受賞ページはこちら

主な研究プロジェクト:発達に特性のある子どもへの支援と、聴覚障害児・視覚障害児への展開可能性

(代表)本間優子:ICTを活用した発達障害児の社会性トレーニングの実践-教材開発と効果検証-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2019年4月 – 2022年3月

(代表)本間優子:ICTを活用した軽度知的障害児・ASD児のための
特別支援学級の自立活動プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2023年4月 – 2026年3月

(代表)本間 優子:聴覚・視覚障害児の社会性発達を支援する
ユニバーサルデザイン型学習システムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2026年4月 – 2029年3月

国内で蓄積してきた研究成果を基盤として、今後は子どもの社会性発達を支える国際的な研究へと発展させていきたいと考えています。

青年期の道徳性・社会的包摂に関する研究

青年期は、他者との関係や社会との関わりを見直し、道徳的判断や社会的責任のあり方を深めていく時期です。本研究室では、幼児・児童を対象とした研究を基盤としながら、大学生や矯正教育の場にいる少年を対象として、道徳性の発達を支える教育プログラムの開発・実践にも取り組んでいます。特に大学生に対しては、他者や社会を多面的に理解する力の促進を目指し、スティグマの低減を通して社会的包摂を支える介入研究も行っています。

研究の意義

幼児・児童を対象とした役割取得能力の研究を、青年期へと展開しています。社会的視点取得能力を、社会的包摂やスティグマの低減と結びつけて捉え、教育的支援の可能性を検討しています。

少年院入所中の非行少年に対する道徳教育プログラムの効果の検証
(代表)本間優子:(公)日工組社会安全研究財団 若手研究 2018年4月 ー 2019年9月

少年院に在院する性非行の少年を対象とする道徳教育プログラムの実践
-赤ちゃんポストを題材にして-
(代表)本間優子:(公)上廣倫理財団研究助成 2023年3月ー2024年2月

大学生を対象とした道徳教育プログラムの効果検証-葛藤を感じ取る能力の促進-
(代表)本間優子:(公)上廣倫理財団研究助成  2022年3月ー2023年2月

「おかえり」と言える社会を目指して ―大学教育を通じた少年院への理解促進とスティグマの低減
(代表)本間優子:明治安田こころの健康財団第60回研究助成  2025年8月 – 2026年5月